根子岳東峰~2022年登り納め登山~

2022年の締め登山は何にしよう?

2022年の締め登山はヤマネコハイカーズを発足したしやっぱり根子岳じゃない?

でも英彦山にも行って雪山訓練したいね!

1泊して帰りは根子岳東峰をサクッて登って帰ろうか~^^

と二人で話し合ったのが年末の28日…(;^ω^)遅いよw

しかし如何せん、準備期間が足りず英彦山は今回は見送り

根子岳東峰のみにすることにしました

根子岳(ねこだけ)

数年前にその存在を知って『猫岳』だと勘違いしてたあの頃から

一度は登ってみたいと思っていた山

頂の形が猫に似ていることからその名がついた阿蘇五岳の一つ『根子岳』は

険しい岩場が続く頂上付近は上級の登山者に好まれるクライミングルートもあり

標高1433mと阿蘇五岳の中では3番目に高い山です

根子岳東峰!!!

一応、本によると初級登山レベルらしい

勿論、初めてなのでノーマルルートを選択

今回登ったルートはこちらです⇩

Leaflet | Data © OpenStreetMap contributors, © 国土地理院, Imagery © Mapbox

今回は大戸尾根登山口からスタートです

大戸尾根登山口駐車場

入口に牛さんがいる牧場を横切って入るスタイル

おー食べてるねぇ(*’ω’*)

と牛さん達を暫し眺める私たち

赤牛さん達

風に乗って牛糞の匂いが漂ってきます…(;^ω^)

因みに登山入口にあるこの2つの扉はしっかり閉めていきましょう♪

1番目のゲート・鎖のチェーンが付いています
2番目のゲート、隙間から山に牛さんたちが行ってしまいそう

閉め忘れると牛さんが脱走してしまいますので…

登り始めから結構な急登が続きます

『これもしかして膝に来る登山?』と恐怖を覚える野良猫君

地図を確認している時にも思ったけれど

これって最初から最後まで急登のパターンかな( ;∀;)?

伯耆大山の急登階段地獄を思い出すね…

最近、急登の山率高し!!!

膝を鍛えるトレーニング登山と化しているぞ、野良猫よ

途中で野良猫君も誤算だったのか、暑い!!!を連発し

上着脱ぎ捨てて、半袖になりました(笑)

『あちぃ~』と叫ぶ野良猫君、半そでは野良猫君だけでした。

こんなに暑がり屋さんの野良猫君は雪山平気な訳だよね…と

完全武装姿のメス猫は思うのでした(;・∀・)

勿論、メス猫は最後まで上着を脱ぐことはありませんでした(気温-2℃)

景観もなく、ひたすらに登るメス猫

亀の歩みで進んで行くと…前から先に登った人が引き返してきました

どうしたんですか?

この先はベシャってて危険だから帰りを考えて引き返してきたよ行きは登れても帰りを考えると怖くてねぇ~

そうなんですか?(ベシャると何が危険なんだろう…?)お気をつけて~

その後も、あと一人引き返して来た人に遭遇

理由は同じ、帰りが怖いからとのこと

野良猫君と登山を続行するか、協議タイム

あと山頂まで残り標高約400m上がらないといけない

とりあえず、行けるとこまで行って判断しようということに

標高1000m位からは、雪が結構残っていました

そして

ベシャるの意味が理解できました

かなり滑る傾斜

根子岳の登山道は火山灰が降り積もる為か

地面が非常に粘土質で溶けた雪と相まって

登山道がびしゃびしゃのベシャベシャになるようだ

地面が粘土質なので踏ん張りが全く利かないのだ

これは一旦滑ると止まらないし

(急登ばかりなのでストップするような場所がない)

真ん中を歩きたいが、そこはデスゾーン

登りはまだしも、下りで滑ったら尾根の先から

崖下へぽーんっと飛んで行ってしまうような危険個所が何か所かありました

これを見越して、件(くだん)の二人は引き返したのか…

残り標高100m、さてどうする?

野良猫君は引き返す方に気持ちが揺れ動いてるようだ

うーん、引き返す?

えー、やだ。あとちょっとじゃん

いつもは引き返す案にすぐ乗るメス猫ですが

今回は引き返したくなかったのだ(安全策を取るなら引き返すのが正解)

じゃ、ここからは登山道じゃなくて獣道を進もう。まだ滑った時に、ここならストップが利くから

了解( ^^)

獣道を突き抜け、草道を進むメス猫

ここからは沢登りスタイルでほぼ、ほふく前進で進む私たち

途中、登山道から『大丈夫ですか~?!』と声が聞こえる

迷子になっていると勘違いされたようだ(;^ω^)

迷子にはなってはいないのだが(笑)

大丈夫だと伝えて、途中から地面が安全そうな登山道へ戻りました

山頂付近はまだ雪が溶けていないので、氷さえ気を付ければ歩けました

山頂付近の鎖場

しかしこの山、雨の時にも登ったらダメな山なんじゃないかな?

今まで登った山の中で一番粘土質な山のような気がする…

地面が土じゃなくて粘土なんだよね(;^ω^)

こういう山はチェーンスパイク履いてても、逆に引っかかって危険な気がする

最新の注意を払いながら進むと

そこには絶景が広がっていました

根子岳東峰からみる天狗峰

言葉には出来ない美しさ…

肉眼で見る自然の美しさは何にも勝る…と毎回思う

景色を堪能していると、野良猫君は早々に下山しようと言い出す

帰りの地面の状態が気になるようだ

メス猫もそこは不安だったので山頂滞在時間はわずか5分程度で下山を開始

帰りの方がより危険度は増して、かなり気を使いながら下山をしました

登山道は歩けないのでキワを進むメス猫

途中どうしても掴むところもなく危ない箇所があり

メス猫は妙案を思いついた!

上体をかがめ、体育座りのような恰好で進み、安定姿勢を取るのだ

そしてケツで下れば、より安全という訳だ

メス猫、超頭良くない?!

と野良猫君に言ったら

いや。頭良くない。

と一蹴されました( ;∀;)

途中のメス猫のケツはもう泥だらけ…

ケツが泥だらけのメス猫

それを見た野良猫君

帰りの車に乗せねーからな!

と言う始末

なんて、野良猫だ!!!(;・∀・)

ザックカバー開いてて、危うく車のカギを落とすところを助けたメス猫になんちゃる言い草

ひとつ貸しだからなぁ

だって、どんなドラ猫やねん

などと話している間に下山完了

牛さんロードではしゃぐメス猫

牛さんロードを歩いていると

うわぁ、まだ食べてるよ!!!

と驚く野良猫君

まぁ、食べるのが仕事だからね

食べることが仕事の牛さん達、約3時間以上、食べっぱなし(笑)

こんな近くで牛さん達を見ることが出来ます(笑)

今回の山行時間:3時間18分 休憩時間:17分 距離:4.2キロでした

山の難しさよりも、山の状態の見極めを勉強する登山となりました

雪山登山のつもりじゃなかったけれど、ある意味、訓練になりました

今回は安全に下山出来たけれど、撤退しなかったのは余り良い判断ではなかったかもしれません

帰り車では、野良猫君に『脱げやぁぁぁ!』と言われ(どんなプレイやねん(‘Д’)

着替えて車に乗ったメス猫でした( ;∀;)

元々、英彦山に登るためにホテル予約していた私たち

直前すぎてキャンセルできず(キャンセルしても使用しても同額のキャンセル料金発生の為)

下山後ホテルに1泊することに

2名でなんと9980円でした(安い!)

ただこのホテル、コインランドリーがあったので

根子岳の泥を落とすことが出来て良かったです(^ω^)

次回の雪山山行でも利用したい良いホテルでした☆

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この記事を書いた人

婚活中、山で出会ったのが野良猫さん。
いっしょに山を歩き、笑い、気づけば2019年にゴールイン

いまは、広報担当の「ゆずぽん」と「黒玉」に見守られながら、
山に、家庭に、仕事に、毎日バタバタしながらも楽しく奮闘中!

のんびり歩いたり、はしゃいだり、たまにぼーっと空を見たり。
そんな登山が好きな方、ぜひ一緒に遊んでくださいにゃあ~♪

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