甫与志岳・甫与志沢
本日8/31日は個人山行として肝付町にある、甫与志岳・甫与志沢に行ってきました。
メンバーは私、野良猫とジジ猫さん(計2名)
急遽行く事になった為、準備がちょっとバタバタしてしまいました(💦
私個人でのロープは持っていないので、知人より借りてきました(Sさん、夜遅くすみません)
いざ!出発です。( ゚Д゚)
目的地へ進んでいると・・・・
大雨にて、道路が土砂で崩れてしまったようで・・・4㌧以上は通行止めのようです。(普通車は大丈夫でしたので安心♪
入渓地点では駐車場が1台止めれる程度と聞き、心配でしたが、なぜか3~4台止められるスペースがありました(ありがたい)
準備をすまし、入渓です♪
車を駐車した近くにガードレールがあるので、そこから入渓します。
入口はちょっと急斜面でしたので・・気を付けて降りると・・・・・沢に出ました。( ゚Д゚)
今日の外気温は22度!
水の温度は・・・・・?
うん。冷たいです(涙
すぐになれると思うので、サクサク進みます。
情報によりますと、この『甫与志沢』は滝の登攀の連続ですべての滝が直登できるという事で
楽しみでし方ありません。
早速、小滝がいっぱい出てきます。
かろやかに? 直登します。
のぐらいだと、まだロープは無くても大丈夫だと思います。(個人主観
ジジ猫さん(重戦車)も軽やかに直登します。
と、ここで大雨が降りだします(涙
雨があまりに酷いと、登攀中に滑落し、怪我や最悪は死に至る事もあるので、様子を見ながら進みます。
ちょっと進むと、流れが急になってきている滝に出ました。
この滝も越えていきます。滝が好きな方には楽しい沢だと思います。
ここで事件が・・・・!
この滝を直登したあと上を見上げると・・・・・!
なんと!40メートルほど連なった大滝が見えてきたではありませんか!!
雨も強くなり、登攀するか、しばらく悩みました(涙
5分程、ジジ猫さんと話をし、滝の流れも強くなってきそうなので、高巻きをしようか判断します。
高巻きをする場所を探していると、、、雨が少し止んできました。これはちょっと待てば、行けるかもしれないと思い、少々待ちます。
ロープを抱え、いざ向かいます。
流れの無い、岩場の方を進みます。
登攀していると、この岩場、崩落気味で、掴む岩や足場の岩が、簡単にもげてしまいます(涙
めちゃめちゃ怖いです(涙
登るより降りる事が難しい沢登り。 かなり慎重に登ります。
途中まで進み足場があったので、そこで待機し、ジジ猫さんを待ちます。
5メートル下は水場も無い岩場なので、滑落すると、大けがでは済まないかもしれません。
慎重に登ってくるように話をし、必要ならロープを投げる判断に。
ジジ猫さんが同じ足場まで登り切った所で、上を見上げます。(危ないので結局ロープ投げました)
うん。激しい(涙
あと25メートルくらいかな?でも、登らないと帰れません。
崩落しやすい岩場に注意しながら、滝の中を進みます。
で、調べたら、ココのポイントは滝側ではなく、横の岩場のほうが登りやすいようです。
ただ、万が一に滑落した場合、岩場の方だと、一番下(30メートル)まで落ちます。
滝川の方は、落ちても6メートル程度。(足場まで)
滑落にビビッて、難しい方を選んでしまった私。
当然のように、中々上手く登れません(掴んだ岩も崩落するし・・・・
ちょっと本気で泣きそうになりました(笑
どうにか!!時間をかけて登り、最後の難関に向かいます。
足場がしっかりした所に付き、トラバースでいわばの方へ、移動します。
またここも、岩が脆く、不安定です。
かなり慎重に登ります。
なんとか、大滝の上に出ようを、最後の力を振り絞りました。
連続して、ホールドしていると、握力がかなり弱くなってくるのがわかります。
3分程、大滝の入口で休憩をし、一気に登り切りました。
なんとか大滝の上に出る事が出来ました。
支点を取り、自己ビレイも行います。
大滝を上から見下ろすと、『ぞっと』しました。( ;∀;)
もし途中で、滑って落ちていたら、大けがでは済まないなぁ・・・と改めて思います(涙
下にいるジジ猫さんに合図を出し、ロープで引き揚げます。(重い)
あくまでも、ジジ猫さんの力で登ってもらうので、不安はありませんが、もし!会員Jさんが滑落しても大丈夫なようにATCガイドを使い、サポートします。
なんとか上がってきたジジ猫さん。
一言めがロープ無かったら2回死んでました( ゚Д゚)
おい!!(涙
気を取り直しつつ、休憩を挟みながら進みます。
3メートルのチョックストーンを抜け
甫与志沢、最後の滝が見えてきました。
今の体力で登れるかジジ猫さんと話をしながら、
ここは沢登りの本に頼ります。(体力が限界近い二人)
どうやら、本によれば滝の左側を直登したようで、気力を振り絞り
登ります。
きつい・・・・。
ここはどう登るんだろう?滑りやすそうで怖いです。
岩場に張り付きながら直登しました。(もちろんジジ猫さんもロープで回収しました)
おおよそのイベントを終え、あとは『甫与志岳山頂』に向かいます。
岩場で疲れ切っている野良猫さんです。
稜線を目指しひたすら歩きます。沢で足の筋肉をかなり使ったせいか、非常に足が重たいです。
ようやく登山道に入り、山頂を目指します。
途中で登山靴に履き替えた私。うん。歩きやすいです。笑
30分ぐらい経過し、山頂に着きました。
まずはお決まりの記念撮影です。
ジジ猫さん満面の笑みでしたが、ちょっと気持ち悪かったんでペイントで消します(おい!
山頂ちょうど、雨が上がったこともあり、
霧が雲海のようにきれいに見えました。
とても幻想的で桜島も一段と綺麗に見えます。
頑張ったご褒美だったのかはわかりませんが、ジジ猫さんとふたりで暫く見とれていました。
遡行開始が9:00でしたので、山頂には13:00。
今日は早めに降りようと、言う事で、軽食を済まし、下山します。
結構、急な坂が多く、甫与志岳も山登りとして登ると大変そうですね。
姫門コースを降り、
登山口へ出ることが出来ました。(40分程度)
あとは林道を突き進むのみです!
帰りに温泉に入りゆっくりと過ごしました。
今回、沢登り。
レベルで言うと、 初級・中級コースの沢だったようです。
沢登りは、大雨などで難易度が激変します。
今回は大雨の中、何とか登れたので良かったのですが、場合によっては、引き返す勇気も必要という事を肌で感じました。
一歩間違えると、大けがを起こしかねない、遊びでもあります。
もう一度、ちゃんとした技術を諸先輩方に学ぶべき!と改めて思いました。
やまねこハイカーズの沢登りシーズンもあとわずかです。
来週の9/8日の沢登りがおそらく今季最後の沢登りとなる事でしょう。
沢登りをされる、鹿児島の皆様にとって後悔の無い、夏になってくれればと思います。
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