黒尊沢(本城川支流)沢登り~1級上☆☆☆☆~

こんにちは^^メス猫です

連日のゲリラ豪雨で中々、沢登りに行けない日が続いてましたが
やっと前々から野良猫君が行きたい×2と
ニャーニャー鳴いている沢へ行くことが出来ました

久々の1級上の沢です

こう見えて、ビビ子のメス猫
1級上以上の沢はいつも以上に念入りに準備します

目次

メス猫の沢登りをする前の準備編

1.『※沢登りの本』は熟読
仕事の昼休みや空き時間に覚える位、読み込みます
(こう見えて主婦しているので、家に帰ってからは時間無いのです^^;)
特に遡行図は何度も見て頭に大体の沢のイメージを叩き込みますよ
※現在は絶版しております

2.同じ沢に行った人のブログなどのネット上の記事を読みます
特に写真とかあると想像し易くて助かりますね
写真では『大した滝じゃないな~!』と感じても
現場でいつも裏切られます^^;
まさに、百聞は一見に如かず状態!!!
毎回騙されています
写真と自分で見るのでは大違い!!
写真の技術がどんどん発達しても
人間の目には
まだまだ追いつけてないんだなぁといつも感じます

3.国土地理院の地図(25000分の1)を読み込む
事前に途中撤退など
イレギュラーが起きたときのことを想定し

撤退路を予め考えるために
地形を読み込んでおきます
沢登りは道なき未知を進む
アンビリーバボーなスポーツですからね
初心者だろうが上級者だろうが
生き残るためには
事前準備は絶対条件です

現場で『どんな沢だろ~』とほざいてる奴から死んでいくスポーツですからねケケケ(‘Д’)

毎回こんなに準備しても若干の不安と共に毎回沢に行くメス猫です

今回の黒尊沢、本によると

『美しいナメの傾滝が連続、終盤の大滝登りも面白い』って
書いてあるんですけど・・・・
なんだか、嫌な予感しかしません(経験上💦)

今回事前に、この※ナメ滑りやがるぜ!という情報を

※ナメとは流水が緩やかな一枚岩の上を流れているところ

某スジから仕入れていたので
安全パイを取って

夏のボーナスでフェルトの靴を買っちゃいましたよ~♪

♡野良猫君とおそろい♡♡♡

野良猫君とメス猫はいつもラバーの靴なので
最初は足元が慣れずに変な感じです


そして踏み間違えてコケます

ラバーのような足の運びだと滑ることに気づきます

なんだか登るのも足がフワフワ状態です

ラバーの様に踏ん張りが利かないので
こういうところでは踏ん張る面積が少ないので滑り落ちます⇩

(※メス猫、ここで3回ドボンしました💦おけつ痛い…)
たぶん、ラバーなら行けたと思う( ;∀;)

ここは大人しくブッシュを利用して登ります

フェルトは足全体に体重を乗せる動きだと
滑らない反面
岩場の面積が少ないと不利ですね

いつもと登り方が違うので
体と頭のアンバランスの為で慣れるまでに時間を要しました

でも、景色が抜群に綺麗でした✨

因みに滑り落ちたら100mほど落下しますけどね( ;∀;)

そして、

ここに頭のオカシイ野良猫が(-_-;)ヤメロヤァ

お腹いっぱいになる位、ナメの連続を過ぎたら

次はトユ状の斜滝の連続です

水量が多くて行けるかな?と思いましたが
幅が狭かったので、そこを利用しつつ登ります

合計の長さ:なんと125m

長いわ!!!

ついでに傾斜も体感で60°くらい

60°といえば、こんな感じ

ある意味ウォルトディズニーワールドを体験できます♡

人力でね( ;∀;)

水圧と緊張で足が縺れるわぁ

そして、ここも大変滑るので、足踏み外したら下まで流れていってしまいます💦

ロープ出して貰います

そんなことを考えながら、慎重に登っていたのに
途中で両足が嵌り落下
両足が嵌っているので
メス猫は落ちなかったものの
エビフライ状態に!

※図で解説

とっさに『野良猫君~!!』大声を出して助けを求めるも
水の音でかき消されて聞こえない💦

なんとか上体を気合で起こし(腹筋死ぬぅぅぅ
笛を『ピーーーーーッ』って
吹いたら

野良猫君がすぐ振り向き

『!!!!!』

めっちゃ驚いてました^^;(心配かけてゴメンニャ🐈)

だって後ろでメス猫もといワイフが

エビフライになっているんだもの…

自分でもびっくりでしたけれど
野良猫君はもっと恐怖を味わいました(だって夫だもの♡)

これ水量多かったら死んでたな・・・と内心チョビット思いました

笛持っててよかった( ;∀;)よ!(みんなも絶対☆笛持とうね!)

そして、この長いトユ状の滝を過ぎたら

最後にして最大の難関

合計300m逆層の斜滝のお出ましです

※二人で登っている為、写真殆どありません💦

昔はフリーでも登れるくらいブッシュや岩があったようですが…

無理やろってくらい滑りますよね・・・

そしてブッシュが届くところに殆どないよ~

今まで登った先人たちが容赦なく毟ったろ?(# ゚Д゚)

難易度上がってるやんけ

メス猫がビレイをして、野良猫君は途中にハーケン打ちます
野良猫君が登れたところで

メス猫の出番ですよ

しかし、今回は2名遡行なので
メス猫がハーケン回収しながら登らないといけないのです

…というか、ハーケンの回収方法
知らないんですけど?!

もう、野良猫君はかなり上にいるし

上で手を振る野良猫君


そもそもメス猫、ハンマー持ってないしなぁ・・・と思ってたら

ハンマー※が上から回転を付けて降ってきましたよ(‘Д’)!!!

咄嗟に手のひらで受け止めるメス猫!

ダメージ45%(泣)

※良い子の皆さんは絶対に真似しないでね♪

メス猫の抜群の運動神経の良さで

何とかハンマーを手にしたものの
さて、どうやって外すのか?

上から叩いたら、さらにめり込むし??

野良猫君が上からジェスチャーで教えてくれました

何度か、ハンマーで思いっきり横に叩いたら

『キーン!!と気持ちの良い音がして外れました

勢いで落ちていくところを身体全体で受け止めました💦

冷や冷やもんです

後から、野良猫君に

『メス猫さんに外し方、教えてなかったねぇ(笑)ごめん×2』って

笑いながら言われ

『シャーーーーーーッ』ってなったのは

言わずもがなですね(T_T)

難所は最後まで登らず(最後まで登ると猛烈な藪漕ぎが待っているらしい・・・)

程よいところで私たちは西側730mピークを目指し
今回の沢登りを遡行終了としました

山の中で靴を履き替え730mピークから山頂を目指します

もう天気も悪くなってきて雨もぱらつき始めたので
途中撤退は賢明な判断でした

沢登りは時間大事です

最後まで登るのが必ずしも正しいとは限りません

こういう状況判断は経験によって身に付くものですが
野良猫君の、危機管理能力は流石だなと思います

(※ちょいちょい騙される時もあるけれどね( ゚Д゚))

もし、あんな危険な場所で

大雨が降り出してたらどうなっていたか…( ;∀;)怖いよ

※しかも、このあと猛烈な雨が降り始めるのです

しかし、沢登りで体力を使いまくってたので
山登りがキツイのなんのって( 泣)

しかし、根性と体力だけは
野良猫君以上にあるメス猫
いつもより泣き言、言わずに登ります

でも、しっかりご褒美の言質を取ります(笑)
後日おごって貰いました♪

山頂に着きましたが、何もない!!!
展望のない山なのね(残念^^;)

山頂から林道を目指し
足が馬鹿になっている為か、雨も降っているのでコケまくるメス猫

林道ポイントについたときは
この有様(笑)

ここから約1時間半さらに歩いて

今回の沢登りを終了となりました!

車2台あったほうが断然良い沢ですね(苦笑)
最後は大雨になりびしょびしょになった私たち
どうもゲリラ豪雨が襲ったらしい・・・

中級の沢は久しぶりでしたが
簡単そうに見えて、とてもテクニックのいる沢だなぁと感じました☆

これまでの色々な経験が生きた沢登りとなりました

非常に体力を使う沢なので
スタミナ必須ですね(^^;)

今回の沢登り5時間
下山が3時間40分でした(車があれば1時間40分は短縮できるかも?)

今回のルートはこちら↓

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この記事を書いた人

メス猫として婚活中に山で野良猫さんと出会い、2019年にゴールイン
広報担当「ゆずぽん」「黒玉」と共に山に家庭に仕事に奮闘中!
一緒に遊んでくれにゃあ~♪

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