栗野岳の縦走コースとは?
本日は霧島の栗野岳へ縦走コースに行ってきました。
栗野岳はおよそ30年前霧島火山帯で最初に形成された山であり、
縦走コースには、スダジイの巨木やタブの巨木
モミジの群生地があり、秋には持って来いの山です。
せっかく栗野岳に行くなら、山を十分満喫したいですもの!
登山口は
登山口の近くに『日本一の枕木階段』があります。その上の展望所の裏からも登頂する事が出来ますが、今回は正規の登山ルートである場所より登頂します。
その場所は・・・・・。
枕木階段手前道路より左に5分ほど歩いた場所にあります。
車が止められるので迷う事はないと思いますが・・・・。
詳しくは『鹿児島県・沖縄県の山』の栗野岳のページをご覧ください♪
出だし15分程は、滑らかな紅葉群が続きます。
11月の中旬という事もあり、鮮やかな色の落ち葉が目立ちます。
(これだけ紅葉の落ち葉が多いと、今年の紅葉の見頃はもう終わったかな・・・)と
少し残念に思いながら、空を見上げると、上には鮮やかな紅葉がまだまだ咲き誇っていました(^^♪
まだ紅葉シーズンかも!!と心に想い足をすすめます。
栗野岳は登山道の道標がしっかりとしており、初心者の方でも間違えないように丁寧に道案内しております。
とりあえず、山頂まで1.800Mという事で・・・・・。
談笑しながら、進みます。
ハイキング登山の良い所
なんと言っても!
談笑しながら&休憩しながらの工程を事前に組んでいる所です。
その山行時間の想定は5~6時間!!
足の速い方や、トレランしている人などは栗野岳程度なら2時間~3時間で行ける事でしょう。
山の楽しみ方はそれぞれですが、この時期の山行はやっぱり紅葉狩りの季節!
ゆっくりと景観を楽しむのが一番の山行です。
まず最初に、私たちの目に入ってきたのは、鮮やかな赤色の紅葉ではなく、
オレンジと黄色に染まった紅葉でした。
ちょっと急登で疲れた体にグッとくる粋な演出です(*’ω’*)
道標
栗野岳の道標は
P-1からP-9まで立っており
栗野岳自体、国立公園となっています。
その為、道標にはルールがあり、
色の指定で
茶色と白しか使ってはいけないようですよ。
意外と知らない方は多いのではないでしょうか?
鹿児島の山を熟知されている方と登ると、色々な情報を教えてくれますよ(^^♪
縦走しないとわかりませんが、復路、もしくは温泉の方へ降りられる方はP-5まででしょうか。
もし、縦走される方がいましたらP-9まで探してみて下さいね。
ゴール地点にある『巨木の群生地』は一度見られた方がお得ですよ♪※下記に記載
もみじ群生地
暫く進むと、
もみじ群生地の道標が出てきます。
その横に、いっぱいの紅葉が咲いているのですが・・・・。
時期が遅い事もあり咲いているか不安を抱きながら進みました。
『もう終わっているかも』
と言う言葉を胸に抱き、残念な結果になっても大丈夫なように自分に言い聞かせます。
見上げるとそこには、まだまだ元気なもみじがいっぱいありました。
色々な紅葉を見てきましたが、ここまで
もみじの群生地は見た事がありません。
しばらくの間、鑑賞に時間を費やします。
紅葉をゆっくりと堪能した所で登山道左側にあるP-2地点を過ぎ、進みます。
P-3は見晴台(1069m)
登山口より約2.3km進み、時間にして1時間40分ほど進むと、P-3の見晴台に出てきます。
見晴台からは、韓国岳と白鳥山の電波塔がよく見えます。
360°とはいきませんが、270°ぐらいは見渡せるのではないでしょうか。
ススキが綺麗ですね(^^♪
ここも良い展望所POINTです。ここで昼食を取るか悩んだのですが
時刻はまだ11:00・・・。ちょっと早い気が。
30分ほど進むと栗野岳第2峰(1094.2m)に着くという事なので、そこで昼食を取る事に。
第2峰に着く7分ぐらい前に急登の岩場がありますが、横にちゃんと巻道もあります。
自信の無い方は、なだらかな巻道を進んでください
昼食タイム
岩場を越えてから3分程で第2峰に着きます。
第2峰(展望所)には思いも寄らぬ人の数が・・・・(´・ω・`)
栗野岳の第2峰でここまでの人の数。さすが紅葉シーズン。
※写真で顔が写っていて不快に思われた方はメール下さい。隠します(´・ω・`)
韓国岳がよく見える展望所はこの先に10分程いけばあるのですが、
こちらの方が広く見晴らしもよいので、ここで昼食を済ませるのがベストかもしれませんね!
昼食を済まし、コーヒーを飲みます。
山で飲むコーヒーってなんでこんなに美味しいんだろう・・・・といつも思います。
15分程進むと、栗野岳山頂P-5(1102m)に着きます。
以前は1102Mの石板プレートは土に埋まっていたのですが、壊れてしまった?のかもしれません。
下の木に釘で打ち付けてあります。
来年はどうなっているのか・・・・(不安
P-9最終ピーク
P-5の山頂より約1km(40分)ほどすすむとP-8(1087.7m)地点に出てきます。
この道標の下に打ってあるのは4等三角点。
知っている方はご存知でしょうが、4等三角点は設置間隔約2km。柱石の一辺は12cm
深さは約60cmも埋め込まれているそうです。
ちなみに、2等と3等三角点の柱石の一辺は15cm、1等三角点の柱石の一辺は18cmなんですよ!
そしてついに。P-9の縦走最終ピークへ。
ここから上床牧場の方へ縦走します。
ちょうど、この付近に霧島方面の展望の良い大岩がありますので、天気の良い日は良い景色が見れます。
地図の確認
ここから、下山口までは大体2時間。
地図を確認し、ルートの見直しをします。
昨今はGPSの精度もあがり、携帯だけでも十分なほど
良くなってきています。
しかし!
携帯を落としてしまい、使えなくなったら?
いきなり不具合が起きて、携帯が使えなくなったら?
ソロで登山していると起こりえる問題です。そして、もしもの時でも、対処出来るのがヤマネコハイカーズです。
地図を読み、コンパスを使い、いつでも自分の場所の向かう先を割り出せる能力が必要です。
いつか山を登る方々がGPSを使わず、地図とコンパスだけで道なき山を登れるようになってほしいものですね。(※バリエーション)
巨大な木々(スダジイ・タブ)
縦走コースのピークを過ぎ、ここからはなだらかな下りが続きます。
めざすは!巨木スダジイ!!
以前、刀剣山に登った際、ちょっと気になっていたスダジイの木が倒れていたんです(涙)
その際あってか、生きているスダジイを見たくて・見たくてry
ひたすら道を進みます。
※途中にタコ足みたいに大岩に巻き付いている木があります。
木の神秘を感じられますよ^^
そして、ついに生きている巨木『スダジイ』を見つけました。
大きいですね!大人二人でも手が回らないほど大きい。
そして横に立っている木を取り込もうとしています。
実に神秘的な光景です。
スダジイとタブの木の案内は道標が立っていますので
迷うことなく、行けると思います。
見る価値あり。です
そして、今度はタブの巨木へ
こちらも大きく、歴史を感じます。樹齢はどれぐらいなのでしょうか。
想像もつきません。
きっと、ずーっとずーっと昔から、ここに立っていたんだね
お父さん「昔々は、木と人は仲よしだったんだよ」
お父さん「お父さんは、この木を見て、あの家がとっても気に入ったんだ」と言うセリフが聞こえてきそうです。(トトロ風)
と、巨木を堪能しながら、下山口へ向かいます。
縦走コース終了点
時間にして約5時間程度でしょうか。
栗野岳縦走コース終了点に到着です。
長いようで、短い縦走コースでした。
この道標に書いてある、『有村タクシー』さん。
『車の無い状態で縦走してきた方の為に』
電話すれば迎えに来て頂けるそうです!
金額は大体『4千円~5千円』で登山口まで連れていってくれるそうです。
4人で縦走すれば、一人千円でいけますね。
日本一枕木階段
車で登山口に向かうのですが、
最後にせっかくの日本一枕木階段があるのだから、登ろうという事に。
登山後の枕木階段・・・・。
足にきます(笑)
途中の紅葉はきれいに色づいてましたので、登山をされない方はここに紅葉を見に来れば
十分!堪能できると思います。
上野展望所より、綺麗な風景が見れます。
紅葉もあと2日~3日で散ると思います。時間がある方は是非!
今回の山行詳細
山行時間 : 5時間
距離 : 8km
最低高度594m 最高高度1104m(誤差あり)
まだまだ楽しく面白い山行や、感動出来たり、日頃の疲れを癒すような山行をして行ければと思っておりますので、今後とも、よろしくおねがい致します。