磯間嶽は南さつま市にある『最強低山』との愛称で呼ばれている山です。
標高は363Mと低山ではありますが岩稜コースには名の通り岩稜が多く『ヒヤッとする箇所』も多々あります。
【コースタイム】早い人で3時間程度、ゆっくりめで6時間程度です。
【距離】 5キロ程度
【駐車場】岩稜コース登山口に2台程、停めるスペースあり
今回登ったルートはこちら⇩
岩稜登山口
岩稜コース(道路脇)より15分程進むと木で出来た梯子があります。それが磯間嶽入口です。
少し進むと「大坊主岩」が出て来ます。
大坊主岩を過ぎるとすぐに信用できないフリクションロープが設置されている岩場が出て来ます。(巻道あり)
出だしは掴む部分が少ないので躊躇しますが、登りだせば思ったより簡単に登れます。
上から見るとこんな感じ
その後は岩場と森林が入り混じった形で交互に出現します。
そして磯間嶽醍醐味の懸垂下降「前」へ到着
登りはフリーで登れますが、滑落すると大ダメージを受けますので、しっかりと足場を確かめて登りましょう。
登りきると、今度は下りです。そう、醍醐味の懸垂下降です。
まずは上からロープを投げます。
既存のロープがありますが、経年劣化しており、まったく信用できません。
懸垂下降用に支点も2か所ありますが、位置がおかしく、どうやっても1つにしか負荷がかからないようになっています。
設置した方はきっと支点の事をよくわかっていないんだと思います。
ロープがあまりにも怖いので私のスリングとロッキングカラビナで支点を結びましたが、絶対ではありません。
出来れば使用してほしくないし、けが人も出てほしくない。
けが人が出ない事を祈ります。
クライミングロープを投げ、懸垂下降します。
怖い人、不安な人は巻道を使いましょう。
その後しばらく進むと山頂前の70度傾斜の岩場が出て来ます。
鎖があるので比較的簡単に登れますが、落ちたら大けがでは済みません。
気を付けて登りましょう。
山頂は360度ビューで低山ながらまるで1500Mレベルに登ったような爽快感を得ることが出来ます。
山頂の奥にも行けますが勇気がいります。
周りは崖です。注意して進みましょう。
ここからは下れないので、このままUターンをして帰路に着きます。
大浦登山口へ下ると、容易に帰路に着く事が出来ます。(縦走コース)
2021年の7月に懸垂下降箇所で手を滑らせ、大けがを負った方が居たそうです。
山でのけがは事故責任ではありますが、その方はソロ登山者だったらしく、救助にも時間かかったとか・・
山に行く際は低山でも「登山届」「数人での登山」を心がけたいものです。
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