2023/10/26 冷静と情熱のあいだ 阿蘇 根子岳天狗峰登攀

根子岳天狗峰

以前から計画していた阿蘇根子岳へ、わたくしべジ猫と孤高の猫さんで行って来ました。25日夜、鹿児島を出発約4時間ほどで日ノ尾峠付近に到着。

阿蘇はだいぶ冷えます。早速寝袋を広げ、この日は床につきました。

日ノ尾峠登山口に到着!ハーネス・ヘルメットを装着し準備を済ませていざ出発!

登り始め、いきなりの急登まだ身体も慣れていないのにこの急登はこたえる。

乾いた空気が肺に入って息苦しい、まるで冬のマラソン大会の様だ…

ベジ猫

フゥ~😵‍💫
いきなりでこれはしんどいっすね

孤高の猫

まだ身体も慣れてないしね。何かブログに最初の急登がしんどいって書いてあったわ!

急登を超え景色が開けて来ると目の前には急峻な尾根が‼

ベジ猫

フォー!

孤高の猫

フォー!

思わず二人とも声が出ました。朝日に照らされて正面の天狗峰ははっきりと見えます。

まぁ、ここからが本番なんですけどね。

少し休憩して尾根に取り付きます。

最初の懸垂下降ポイント

下ったかと思えばすぐさま登り!

これの繰り返しです。

天狗峰まであまり距離が無いように感じましたが意外と時間かかります!

そして、すっぱり足元が何もなく、途切れているジャンプポイント!

ベジ猫

そこジャンプですよ!

孤高の猫

フフフッ(💦)

距離は短いが緊張します。

最初のクライミングポイント!

グレードは付かないくらいの、優しい登りですが身体もほぐれていないので慎重にリードしました。

紅葉しつつある山肌🍁

後方には阿蘇鷲ヶ岳の稜線も見えます。

そして、また懸垂下降!ここは少し斜めに下りるのでだいぶ振られます。

目の前にはロウソク岩が!

巻くか、登るか、

話し合った結果行くことにしました!

自分が半ば強引に「せっかく来たんだから行きましょ~‼」

って言ってしまいました。

反省…🐒💦

2・3人しか立てないぐらいのロウソク岩てっぺんから見た天狗峰!

ベジ猫

かっちょいい~!😆

天狗峰取り付き直前、噂のニャンダルム🐈🏔️

余裕の孤高の猫さん!

孤高の猫

足場もしっかりしてて思ったほどじゃないな!

さぁ、ここからがこの山の一番の核心部天狗峰への最後の登りです!

大空へ向かって登り上げていく、このパート!

頭は冷静に!

でも…

身体は熱く!

目の前一手に集中、ただ自分の深い呼吸だけが聞こえます。

緊張もしましたが、オールフリーで越える事が出来ました!

息つく間もなくセカンドの確保ため支点を作ります。

確保地点から少し歩きようやく天狗峰山頂へ!

二人とも渾身やったぜ!

阿蘇は雄大です。

ずっとここで景色を眺めていたい気持ちです。

が、そういうわけにも行かないので名残惜しいですが下山開始です。

天狗峰を少し戻り、鞍部までやってきました。天狗峰に上がる前、下降ポイントは確認しておいたのでそこからひたすら懸垂下降。

合計4回の下降と歩きを加えて、ようやくヤカタガウド通じる谷まで下りる事が来ました。

下降ルートですが、ガレや浮石が多く比較的安定している稜線上に比べてこっちの方が危険だなと個人的には感じました。

緊張感も少し解けた下山中に事故が起こるのも納得です。

気を引き締めて下山していきます。

振り返ると登って来た稜線が!

「ありがとうございました。」

と、二人で山に感謝の気持ちを伝えました。

とても深い谷です。

紅葉に染まるヤカタガウドをひたすら下りて行きます。

道なき道を林道まで地図を頼りに歩き、日ノ尾峠へ通じる道路まで出ました。

人工物を見ると安心します。

いくら自然が好きでも獣には成り切れないんだな!🐗

と感じる瞬間です😑

今回は車1台で来ていたので日ノ尾峠まで林道を歩かないと行けません。荷物置いて車に向かおうとも思いましたが、最後まで担いでやり遂げた!じゃないかって話になって結局全部担いで車まで戻ました。

頭上に見える根子岳

登り切った安心感と疲労感を感じながら余韻に浸ります。

いい時間です。

車まで戻り温泉に向かう途中、阿蘇の赤牛さんがお見送りしてくれました。

終日天気もよく最高の一日でした!

急遽、日にち変更を提案してくれた孤高の猫さんにも感謝です。

byべジ猫

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この記事を書いた人

近年はソロ登山・夫婦登山ばかり・・・

やまねこハイカーズ入会を機に封印していたクライミング活動も再開予定にゃ

仕事もプライベートも自然を愛する男、それがベジ猫にゃ(´▽`*)

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