12爪アイゼンの選び方(※重要)

去年、借り物の12本爪で登頂した残雪期の「伯耆大山」

登頂中に何度か外れそうになり、途中で3回程ズレ直しをしたのは良い思い出です。

後々「やっぱり買っておけば良かった」と、

後悔の日々でした。

因みにその時借りたアイゼンはカジタックス製

(現在は販売しておらず、メルカリで5000円ぐらいで売っている物です)

私の厳冬期用登山靴には前コバ、後コバが付いており「ワンタッチ式オーマチック」が装着可能⇩

ですが、借りたアイゼンはハーネス式アイゼン(コバを使用しないタイプ)

ハーネス式アイゼン

今回はその失敗を活かす意味も含め、新たにアイゼンを新調してまいりました。

立ち寄ったお店はこちら⇩

はい。いつもの石井スポーツさんです。

実際に使用する登山靴を持参し、サイズ合わせを行ってきました。

グリベルアイゼン

そしてアイゼンの指南書をゲット

目次

アイゼンの掟

アイゼンは必ず、合わせをしたほうがよい

ワンタッチ式「オーマチック」アイゼンを使う場合、

靴先端部分のステンレス部(ベイル部)が靴に隙間なく、ピッタリと合っているか?確認が必要です。

グリベル先端部

今回検討予定のグリベル(GRIVEL) G12・オーマチックSPですが、

先端部はSPベイルと幅82と小さめで、実際に合わせるとばっちりと合いました。

実は別の検討予定だった、グリベル(GRIVEL) エアーテック・オーマチックSPの方が操作性が良く、そして軽くもあり、一番ほしかったアイゼンでしたが、先端部のベイルがSPベイルなのにもかかわらず、モンベル靴と微妙に合いませんでした(涙)

(SPベイルなのに、ナローベイルぐらいあった気がします)

何故かは理由もわからず、今回はぴったりと合ったグリベル(GRIVEL) G12・オーマチックSPを購入。

主にガイドさんが購入するアイゼンらしく、爪が従来より長い分、しっかりと地面に食い込むようです(踏ん張りが効く)

アイゼンの合わせは最重要項目の一つであり、左右で「靴の仕様」「アイゼンの仕様」が違う事もあるようです。

私が実際に合わせを行った所、登山靴の左右で違いが発覚し、新品アイゼンを5個すべて試着する事となりました。

驚いたことに、モンベルさんの靴ソール部分がわずかに0.5mm違ったのです。

たった0.5mm。されど0.5mm。

この違いだけでアイゼンのサイズ感も変わってきます。

因みに色々試した結果、

左右のアイゼンでジョイントメタルプレート部の穴1つ分変わりました。

左右で違うアイゼン

上は穴4つ目を使用、下は穴5つ目を使用。

そして、横から見ると・・・・

左右で違うアイゼン②

レバーロック部の掛かりが上は下段、下は中段となっています。

そしてステンレス部の掛かりも上は左側、下は右側と微妙な加減となりました。

アイゼンの合わせ確認その②

また、アイゼンを付けた状態で図のようにブラブラさせて、外れなければアイゼンがあっている証拠or使用時に外れにくいそうです。

因みにモンベルさんアイゼンで試しましたが、外れてしまいました。

レバーロック部の掛かりが軽かったので、再度締め直しました(再確認でばっちり)

アイゼンのベルト処理

長いベルトを切る場合は斜めに切り、末端をライター等で焼き(ロープを切った際の末端処理と一緒)

使いやすいようにアロンアルファ等で末端を塗る。

そうすると末端が固くなり、使用の際に使いやすい。

ただし、アイゼンの紐は冬用手袋を付けた状態で拳2つ分の長さが必要です。

実際に使用するときは、手袋を付けた状態でアイゼンを装着しますので、それなりの長さが必要です。

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この記事を書いた人

九州の登山をメインとした山と猫が大好きな夫婦が作った、山の会です。
気の合った仲間同士、楽しく活動しています。
snsはInstagramにて、山行ログはヤマレコにて。

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