沢靴について
こんにちは♪
今回は、皆さんが沢登りをする際に使う、『沢靴』について実践検証してきました。
今でこそショップでも気軽に買えるようになった沢靴ですが
昔は沢靴など売って無く、草鞋などで遡行を行っていたと聞きます。
そして、今では主流となっている種類があり、
今回その2種類を実際に使ってみて良い場面・悪い場面、検証出来たのでブログに掲載していきたいと思っております。
沢靴ラバー
メリット
花崗岩などの岩が多い沢登りでの、グリップ信頼は大きく、サクサクと遡行する事が出来ます。
滝の登攀などでも、足に力が入り軽快に沢を登攀する事が出来ます。
沢登り後にそのまま山頂を目指したり、下山する際に、登山靴としても優秀なグリップ力を発します。
デメリット
ヌメりの多い沢ではグリップ力は皆無となり、よく滑ります。アイススケート状態となるので
気を付けて歩くことが絶対条件となります。
靴底が摩耗した場合は取り換える事が出来ません。(新品購入)
ラバーの靴底⇩
沢靴フェルト
メリット
苔やヌメりの多い沢ではラバーより強いグリップ力を発揮できます。
靴が厚底のなので沢の中を歩いても疲れません。
靴底の摩耗が激しい反面、フェルト部分だけを取り換える事が出来ます。(金銭的にお得?)
デメリット
滝の登攀では足先に感触が伝わりにくく、また靴底全体でのグリップは強いですが
つま先だけでのグリップ力は皆無です。
摩耗が激しいので登攀の多い沢では1~2回で靴先がダメになってしまいます。
沢登り後の下山では、グリップ力が皆無となるので、下山用の靴が必須となります。
フェルトの靴底⇩
個人的には、初級~中級レベルで登攀要素の少ない沢で尚且つ、ヌメリの多い沢ではフェルト
中級~上級レベルで、滝の登攀要素の多い沢、ヌメリの少ない花崗岩など岩場が多い沢ではラバーと言った形でしょうか。
あくまでも個人的主観です。
最新の沢靴
しかしながら、最近の沢靴・・・・すごいですね。
靴の内部に靴紐でちゃんと締める事が出来て、その表面をジッパーで覆うといった構造です。
靴ひもが沢登り中に引っかかったり、緩む事の対策でしょうかね?
使用感としましては・・・・ジッパーをちゃんと固定していないと落ちてきてしまい、靴の内部が見えてきます。
ジッパー固定用の止め紐みたいな物もあるのですが、水量が多い時や、激しい沢に行くとジッパーがずり落ちてきます💦
靴を脱ぐ際も、靴紐ですので簡単に脱ぐことが出来ます。
私が一昔前に購入した沢靴は・・・
足首部分がゴム状になっており、ゴミや砂は入ってこないんですが、水分を吸った後に脱ぐ時は
苦労したものです(笑)
進化とはすばらしいものですね。
※ちなみに沢靴を脱ぐときは、靴紐全体をかなり緩めてから脱ぐと楽に脱げますよ🎵
まとめ(大事な事)
※ラバー・フェルトの沢靴、どちらにも共通する事ですが
斜めに踏み込んだり、つま先で保持しようとしたり、
岩に対して靴底の接地面が少なくなるほど、グリップ力は無くなります。
経験が一番だと思いますので、記事だけを信用せず、自分で判断してください。
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